老いを面白く

作家の阿刀田高さんの

インタビューを見た

92歳

認知症を発症した奥さまを

老々介護を3年した後

共倒れになる前にと

説得され施設に

奥さまを委ねた

昨年

奥さまが亡くなる前

手を取り合っていた時に

今まで一度も聞いたことがなかった

一言を奥さまから聞いた

「おじいちゃん大好き」

施設に送り出すことも

ためらいがあり

その後は

奥さまが過去を

思い出さないよう

慣れるまでは面会も控え

遠くから見守っていた

友人たちの面会も

奥さまの記憶を

呼び覚まさぬよう

断ってきた

その辛さを埋めてくれる

大事な一言だった

このことを語る

阿刀田高さんの目には

涙が光る

 

そんな阿刀田高さんのことを

インタビューをした方が

言っていた

最初は高名な小説家で

直木賞作家

気難しい方だったらどうしよう

と思っていたのだが

会ってみると

阿刀田さんは

スタッフとも話すほど

一番おしゃべりをする

柔和でむしろオープンな人だった

そんな阿刀田さんは

92年の人生で

出会った人を嫌だと

思ったことがないという

なぜなら

会う前にその人は

いい人だと思って

会ってきたから

人間はいい人だと思って

会うとみんないい人になるから

 

阿刀田さんは

「老いてこそユーモア」

と言う

こだわりを手放し

違う角度から物事を

ながめてみる

まっとうなことばかり

考えていても仕方ない

「仕方ない」とは

前向きに手放して

老いを軽やかに

機嫌よく生きる

それがユーモアだとい

少し違う角度から

見ていきること

それがユーモア

 

胃がんの克服

腰椎骨折から

杖を使いながらの歩行

それでをも

阿刀田さんは

ユーモアで一人暮らしを

楽しんでいる

 

ユーモアで機嫌よく

これは

老いてからではなくとも

いやできるだけ早くから

そう生きれたら

人生はどれほど違うものに

なるだろう

流れに抗わず

おもしろおかしく

生きたいと思う