横隔膜を操る

横隔膜は

胸郭の下部にある

ドーム状の筋肉だ

呼吸にかかわる

重要な筋肉だ

息を吸うとき

横隔膜は

下に引き下げられ

胸郭が広がり

肺が拡張して

空気が取り込まれる

実は

この横隔膜は

緊張と深い関係がある

緊張すると

膜が上がってしまい

さらに強い恐怖を

感じると

縮みあがる

当然

肺は圧迫されるので

呼吸は浅くなる

緊張型の人が

常に呼吸が浅い

と言われるのは

そのためだ

そういう人は

触れてみると

みぞおちあたりが

固い

この状態では

身体を自由に

動かしたり

レベルの高い

パフォーマンスはできない

この状態の

手っ取り早い

解決策は

深呼吸だ

横隔膜を下げる

ことができる

深呼吸すると

どうなるかというと

交感神経優位から

副交感神経優位に

変わる

それで落ち着けるのだ

ということは

横隔膜は

自律神経にも

アプローチできる

ということになる

 

古武術では

この横隔膜を

下げる技がある

それを使うと

不思議だが

目の前の敵に

剣を振り下ろされても

恐怖をまったく

感じなくなるそうだ

 

恐怖を感じると

横隔膜が縮む

(心→身体)

横隔膜を緩めると

恐怖心が消える

(身体→心)

どちらもありなのだ

 

追記として

メディテーションも

上げておこう

メディテーションでは

心拍数も少なくなり

呼吸も深くなる

脳波も

αからθへと

深くなる

メディテーションの時

手を自然と丹田の

あたりで組んだり

膝に置いたりするが

あのポーズも

横隔膜が下がった

状態と関係があると

思われる

身体は心に連動し

心は身体に連動するからだ

 

緊張していると

生きていく上で

損が多い

神さまが与えてくれた

不思議な身体の部位

横隔膜を操って

ハッピーな柔かい人生を

生きてみよう