膝裏とハッピーライフ

膝関節変形症で

両膝を置換手術

した人がいる

この人を例に

手術に至る前に

できてであろうケアに

ついて書いてみる

 

この人は

かかりつけの医師に

膝が痛いと

相談していた

その医師は

詳しく調べることもせず

「もう年だからね

痛かったら

椅子に座って

みんな年を取ると

そうなりますよ」

と言った

年を取った人ほど

盲目的に

医者の言うことを

信じてしまう

結局この状態が

10年続いて

両膝の手術になった

最後は激痛に見舞われた

 

セラピストの立場で

考えてみると

手術の10年前に

セラピーを受けていたら

手術は回避できたはずだ

なぜなら

膝関節変形症に

なる人は共通の

不良姿勢があるからだ

もしこの姿勢を正していたら

そんなに大ごとに

なっていなかった

 

それでは

その共通不良姿勢を

見ていこう

 

1.

膝がつま先より

内側に入っていないか

(膝のお皿の真ん中と

足の第2趾(人差し指)が

同じ向きか?

2.

ふくらはぎが

硬くないか?

3・

足首は固くないか?

4.

膝裏が硬くないか?

 

5.

殿筋が硬くないか?

 

心当たりがある人は

まず立ち方を変える

膝とつま先の向きを

揃える

次に

上記の硬い部位を

ストレッチなどで

ほぐす

 

特に4の膝裏は

多くの場合

ノーマークになりやすい

膝関節には

とても重要で

膝裏の硬さには

ふくらはぎと

ハムストリングの

硬さが更に関係する

また

座り時間が長い人

運動不足の人は

要注意だ

 

膝裏が硬いと

腰痛

骨盤周りの歪み

姿勢の崩れ

下半身のむくみ

姿勢の崩れなどが

起こる

そもそも姿勢が崩れているから

膝裏が硬いのだが

それを放置すると

もっと姿勢はひどく

崩れることになる

膝裏は

小さな部位だが

体のバランスをとる

働きもあるからだ

またつまづいたりして

歩きにくくもなる

たとえ人工膝関節

置換手術を受けても

膝裏が硬いと

人工関節でも

曲がるはずの可動域が

狭まってしまう

 

医者が

「年のせい」と言ったら

見切りをつけて

他の医者に行こう

年のせいではない

人間の身体は驚異的で

何歳からでも

回復に向かおうとする

問題は

正しいタイミングで

正しい見立てを受け

正しくケアすること

また日ごろから

セルフケアを怠らないこと

これに尽きる

幸せに長く生きよう